運搬・配膳ロボット『Lanky Porter』が理想とする職場3選

配膳型ロボットの取り扱いをしている中で、今回は理想だと感じた『Lanky Porter』のおすすめの職場3選をご紹介したいと思います。
前提として配膳ロボットの1番の活躍シーンと言えばもちろん飲食店なのですが、今回の記事ではあえてそれ以外の職場で考えてみたいと思います。
理想の職場その1:工場
『配膳ロボットを工場で使用する。』
これは盲点だという方も多いのではないでしょうか。ロボットについて調べている中で、見た目は配膳ロボットとそっくりなのに飲食店では実績が全くないロボットをいくつか見かけることがありました。タッチパネルで操作できるタブレットも付いていて、バーコードスキャナーも付いており、そして自律機能も搭載しています。
工場におけるロボットと言えば、アームロボットのイメージが強いのではないでしょうか。実際に世界中の工場で稼働しているアームロボットの累計は300万台を超えていると言われています。単年で見てみると、2021年は前年比13%増の43.5万台と過去最高を更新。24年には大台の50万台を超えるとも言われており、工場においてアームロボットはまさしく定着したと言えるでしょう。
しかし、近年、工場での活躍が期待されるロボットはアームロボットだけではありません。物流支援として作業負担の軽減、人手不足解消・省人化、業務効率化、サービスロボットの価格低下などといった観点から、飲食店で活躍が期待されている配膳型ロボットの需要が工場でも高まっているのだそうです。少子高齢化社会で人手不足がますます懸念される中、工場内で物資を輸送するため『Lanky Porter』が働く日が訪れるのはそう遠くはない未来かもしれません。
理想の職場その2:小売店
大手の小売店ではデジタル化・DX化がますます注目されるようになり、AI導入の障壁は日に日に低くなりつつあります。そんな業界動向も相まって、店舗什器あるいはバックヤードでの運搬什器として『Lanky Porter』が活躍する可能性があるのではと考えています。
バックヤードでは物の『運搬』を中心に行い、人手不足の解消や従業員の業務負担軽減に貢献。一方で売り場ではサイネージを使った『画像/動画の投影』や『音声でのアナウンス』などによって、能動的な販促活動を実施することで、数ある製品の中から差別化を行い、売上UPに貢献できる余地があるのではないか、ということです。
そして、これらの用途でお使いいただくことで、店員さんの売り場での作業時間を捻出したり、お客様の集客・店内滞在時間の向上などにも寄与できるかと考えています。
理想の職場その3:娯楽施設、レジャースポット
『Lanky Porter』は可愛らしい見た目や声、そして機能から、お子様を中心としたお客様の目に留まりやすく、そして楽しさもあり、新しいエンタメの形の1つとしてご案内できると信じています。同様にお客様を楽しませる業種である娯楽施設やレジャースポットなどの場所でロボットが案内や物の運搬をすることで、訪れるお客様の体験がより楽しいものになるのではないでしょうか。
最後に
『Lanky Porter』は形状的に運搬向きではあるものの、搭載されている機能にはある程度の汎用性があり、かつ、誰でも使える簡単なUI操作を実現しているのが特徴です。また、人と違って休憩なく柔軟に仕事ができるのが良いところです。ロボットという存在は人間の仕事にとって変わる存在ではなく、あくまでも業務効率化、人の負担軽減というところで活躍できるものだと感じています。
そして今回ご紹介した3シーン以外でも、ロボットが活躍する余地のある業界はまだまだあるかと思っています。より多くの業界でロボットが稼働し、あらゆる業界における人手不足が補えるようになると願っています。